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145.繁忙期の融資は注意が必要?

2022年3月22日

融資を受けたい場合、金融機関に申し込まなければなりません。
もし、金融機関が忙しい時期とそうでない時期のどちらの状況で申し込んだ方が有利だと思いますか?
忙しいからと言って盲判を押す事はありません。
むしろ審査するための稟議を書く時間が無ければ、取り扱わないと言う選択の方があり得ます。
繁忙期は金融機関だけではなく税理士事務所にもあります。
金融機関から試算表などを求められた場合、税理士事務所に試算表を頼んでも、中々出てこないと言う事で融資が上手く行かないケースもあります。
出せるべき試算表が直ぐに出てこないと良く見せるために業績を改ざんしているのではないかと疑われる場合もあるからです。
ですから、中小企業でも一定の規模になれば自計化(自社で会計ソフトに入力)する事をお勧めします。
話を金融機関に戻しますが、特に特徴的な金融機関に日本政策金融公庫があります。
この日本政策金融公庫の繁忙期に電話して融資の可否を問い合わせると「融資は難しい」とか「次の決算書を見せて下さい」とか体良く断られる事があります。
つまり、融資は申し込まれてから審査してみないと可否は分かりませんから、電話で聞かれれば特に繁忙期であれば、「難しい」と言わざるを得ないのです。
このような時には、ホームページに必要書類から申し込み方まで書いてありますので、郵送で申し込めば良いのです。
正式な融資の申し込みを行えば、繁忙期であっても審査せざるを得ませんので、融資条件を満たしていれば融資が下りる事になります。
企業運営には融資が必要ですから、繁忙期を避けて余裕を持って資金調達を行うよう心掛ける方が良いでしょう。

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