ブログ

107.赤沼創経塾で講演させて頂きました。

2020年10月17日

赤沼創経塾の赤沼先生は行政書士でありながら、資金調達や事業再生のプロフェショナルで、「危ない隣の会社の資金繰り 」 や「 はじめての人の飲食店開業塾 」など、多くの著書を執筆されています。
また、赤沼創経塾を主催者で、多くの士業の先生方に資金調達や事業再生などを教える勉強会を開催し、多くの専門家を育てております。
赤沼創経塾
先週の15日に赤沼創経塾のセミナーで講師を務めさせて頂きました。
セミナーの内容は「M&Aを使った事業再生」と「M&A市場の変化」についてお話しさせて頂きました。
最初の 「M&Aを使った事業再生」について簡単に説明しますと、借り過ぎて売上が落ちて、とても返せそうにない企業の再生案件の話です。
再生手法としましては、製造販売会社でしたので製造と販売に分けて、工場の不動産を抱えている製造部門の方が高く売れそうなのでM&Aで売却して、借入を圧縮すると言う手法です。
これで8億円の借入が1.2億円に減り、金利だけで2000万円払っていたのが、300万円まで減りましたので、元々1500万円あった営業利益で赤字から黒字転換が出来た訳です。
この方法は、コロナ融資を借り過ぎて返済が難しくなったようなケースにも応用できる場合もあります。
中小企業のスモールM&Aが普及して来れば、事業再生にも活かせるようになり、助からないものが助かるようになります。
先程の例に出てきた年商6億円の会社が8億円の借金を返済して行く事は現実的には不可能で倒産する確率が非常に高いと言えます。
それをM&Aを使えば、製造部門を売却して営業会社として成り立つのです。
いまやスモールM&Aで事業承継や事業再生が中小企業にも現実的になって来ました。
また、2025年までに約6割の245万人の経営者が70歳以上になると言われております。
その中の127万社が後継者が未定になると推察されています。
更にその半分の60万社が黒字企業と言われています。
これからスモールM&Aは益々大盛況になって来ると思います。
早く行動すれば良い黒字企業を見つける事もでき、良い出会いは企業人生を大きく変えるでしょう。

お問い合わせ

ご相談は、お電話またはメールフォームにてお気軽にご連絡ください。

お問い合わせ:03-6717-4600
お問い合わせ

ページの先頭へ