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48.古田土式銀行交渉ゼミナールで講師を務めました。

2019年7月19日

税理士法人古田土会計さんが主宰する「古田土式銀行交渉ゼミナール」で7月18日に講師を務めさせて頂きました。
https://guide.kodato.com/finance
古田土会計さんは、中小企業専門で月次決算で有名な大手税理士事務所です。
2000社以上のクライアントさんを抱え、毎年クライアントさんからの紹介だけで200社も増えているような人気の税理士事務所さんです。
https://www.kodato.com/
この古田土会計さんが主宰する古田土式銀行交渉ゼミナールで、「プロのアドバイスを受けるといったいどう変わるのか?」と言う題目でお話しをさせて頂きました。
その中で話した内容の一部を披露しますと、「役員報酬と配当のバランス」です。財務の観点から言えば、少しでも多くの融資を受けられるようにするためには、全額役員報酬で受取らず、一部を配当でと言う考えを披露させて頂きました。例えば2000万円の役員報酬を取っている方が1500万円に減らせば、営業利益も経常利益も500万円増えますので、5000万円程度の融資枠が取れる事になります。
それで決算を行い、1年分必要な資金調達を済ませた上で、減らした500万円を配当で受取ると言う提案をしている訳です。
しかしながら、このことを顧問税理士の先生に相談すれば、配当は法人税を引かれた後に更に所得税を払う必要があるので、損になるので止めた方が良いと言う答えに必ずなります。
しかしながら、金額にもよりますが配当は社会保険料が掛かりませんし、それに経営者であれば法定福利費分も減る事を考慮に入れれば、それほど大きな損にならないケースが多いと思います。
それに少々損であっても、5000万円の融資枠が広がり、事業を拡張できるとすれば、そこから上がる利益の方が遥かに大きいと思います。
この考え方が経理では無く、財務の考え方なのです。
この税理士さんと相反する財務の考え方を税理士事務所主催のセミナーで取上げる事に躊躇しましたが、寛大な心でご理解頂きました。

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