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30.融資を断られた時どう対処すべきか?

2019年3月9日

銀行から融資を断られたら、皆さんはどのように対処しますか?
食い下がる方や文句を言う方がいますが、これは逆効果です。
何故ならば金融機関には定性評価と定量評価があり、経営者の評価も加味されるからです。
金融機関によって違いますが100点満点の内、経営者の評価も含む定性評価は20点~40点位に相当します。
では、どうすれば良いのでしょうか?
まずは、どこが駄目だったのか理由を聞きましょう。
必ずしも正直に答えてくれるとは限りませんが、「本部の承認が・・・」等は怪しいですが、「やはり、社長への貸付金額がこれだけあると・・」等と本当の事を言ってくれる場合もあります。
ここで本当の理由が分かれば、是正すれば良い訳です。
例えば、社長が会社から300万円借りているのが良くないとすれば、カードローンで300万円借りて返済すれば、貸付金は無くなります。
それで、再度別の金融機関に融資を申し込んで、1000万円の融資が下りれば、カードローンで借りた300万円も活きた借り方と言えます。
しかしながら、何故審査に落ちたか分からなければ、単にカードローンで300万円借りて会社に貸すだけでは、再び融資を受けられる事はありません。
更に足りない分を借りる方法はないかとネットで探して元闇金業者とは気が付かないままファクタリングに行きついたりします。
そのファクタリングで売掛金を1000万円を10%の手数料で売ったりしてしまいます。
来月分の売掛金を売却すれば、来月入金が無く困りますから、来月になれば再来月分を売らざるを得なくなり、毎月100万円の手数料を払い続ける事になり、このまま行けば倒産です。
さて、このようなケースは良くありますが、どこが分かれ目だっのか解りますよね。
そうです。
銀行から融資を断られた時の対応の仕方です。
ご自身で、融資が下りなかった原因を追究でき、その原因を取り除くことができれば問題はありません。
しかしながら、多くの経営者は銀行の審査方法を熟知していませんし、何が問題だったのかを聞き出したとしても、その真偽を確かめるすべを持っていません。
そのような場合、どの時点で手を打てば助かるのか、もう既にご理解いただけたのではないでしょうか?

 

 

 

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